【愛知・大府】「峠のお店」を訪ねて

訪問記

こんにちは、しっぽです。

2025年8月、愛知県大府市にある「峠のお店」さんを訪れました。

木のおもちゃとフェアトレード商品が並ぶ、心地よい空間。
モノだけでなく店主さんの人柄に惹かれた方々が集い、自然と会話が弾みます。
イベントやワークショップを通して、人と人とのかかわりを大切にするお店です。

※許可を得て撮影しています。お取扱い品、在庫状況、価格などは訪問時点です。

名古屋から車で30分

最寄駅はJR共和駅。

ただ、駅から徒歩だと20分ほどかかるため、今回は名古屋市内から車で向かいました。
名古屋駅から高速道路を使うと30分ほどで到着します。

余談ですが、名古屋高速ってジャンクションがとても多いのですね。
右側と左側からほぼ同時に合流する箇所もあり、首都高よりもハラハラしました。

お店の目印は道路沿いの看板。少し離れた場所からでも見つけやすく、早めに気づくことができました。

窓からちらりと見えるおもちゃに、思わずわくわくします。

さっそく中に入ってみましょう!

気になるおもちゃがたくさん!

足を踏み入れ、「こんにちは〜」と声をかけるもお返事がなく、奥にいらっしゃるのかなぁと思っていると、「後ろからすみません、こんにちは!」と店主のめぐみさんが入ってこられました。
ちょうど荷物が届き、倉庫との往復をされていたところだったそうです。

店内は、商品が並ぶスペースと、ゆったりと過ごせそうなフリースペースに分かれています。

棚や壁面、ガラスケースに飾られたおもちゃの中には、今では手に入らない廃番品もあり、あれもこれも気になります。
「これはどこのメーカーのものですか?」と、いろいろ質問してしまいました。

レジ周りには、フェアトレード商品なども取り揃えられています。

↓店内全体の様子がわかる動画はこちらから

お客さまとのかかわりを大切に

めぐみさんとは、おもちゃの話で大いに盛り上がりました。
お互いに目黒区美術館で開催中の展覧会を訪れていたため、その展示の感想や、美しい玩具デザインの魅力について語り合いました。

そんな中、時代とともに長年愛されてきたおもちゃが姿を消していくのは、やはり心が痛むという話題になりました。
ただ、なくなると分かった途端にお問い合わせが増えることについて、「もっと他にも良いおもちゃがたくさんあるのに」と、少し複雑な心境を話してくださいました。

一方で、通販のほうが安くてポイントも貯まるにもかかわらず、「めぐみさんに教えてもらえるから」と、このお店を選び足を運んでくださるお客さまがいることが、とても嬉しいとおっしゃっていました。


お店の始まりは、お子さんが生まれたことがきっかけでした。
ご主人と「何か仕事を立ち上げたい」「それなら子どもに関わることがしたい」と考えた末、木のおもちゃ屋さんと駄菓子屋さんを併設してスタートしたそうです。
しかし、「その頃は厳しいお声も本当にたくさんいただきました」と振り返ります。

その後、子どもの数が減ったことや、子どもを取り巻く環境の変化を感じ、10年ほど前に駄菓子の販売を終了。
現在は木のおもちゃを中心に、オーガニック食品も一部取り扱っています。

空いたスペースは、さまざまなイベントやワークショップを開催する場所として活用されています。

開店してから今年で26年。ライフステージの変化に伴い、子育て中の方や、めぐみさん自身のように子育てが落ち着いた方、それぞれとのかかわりを大切にしているそうです。

店主さんの魅力に惹き寄せられる

ありがたいことに、滞在中に来店されたお客さまからお話を伺うことができました。

「取り扱っている木のおもちゃが良いのはもちろん、このお店全体の空間が素敵なんです」
「(店主の)めぐみさんに会いに来ています」
「ここに来たら誰かに会える、と思っています」

そういえば、入ってこられたお客さまが「こんにちは〜」と声をかけられたとき、それがめぐみさんだけでなく私にも向けられていると気づかず、慌てて「こ、こんにちは……!」とぎこちなく返してしまいました。

普段から、お客さま同士が常連さんでも初めての方でも分け隔てなく、めぐみさんを中心に自然と温かい輪ができているのだと感じました。

商品の魅力もたっぷり、居心地の良さも満点で、訪れる度につい長居してしまいそうなお店です。

ぜひ一度、足を運んでみてください!

店舗情報はこちら

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