
こんにちは、しっぽです。
2025年9月、静岡県浜松市にある「ままごとキッチンtonton」さんを訪れました。
全国でも珍しい、ままごと遊びに特化した木のおもちゃの専門店!
自社製造品は、お店に併設された工房で、ひとつひとつ心を込めて丁寧に仕上げられています。
安全性と楽しさの両方を大切にした商品がずらりと並びます。
※許可を得て撮影しています。お取扱い品、在庫状況、価格などは訪問時点です。
浜松駅からバスで15分
最寄駅はJR浜松駅。
浜松は「楽器のまち」として知られていますが、実は楽器だけでなく、さまざまなものづくりが盛んなまちでもあります。

東京から浜松へ到着したときには、一瞬だけ晴れ間がのぞいたものの、訪れた時間帯はあいにくの大雨……。
でも、バス停がお店の目の前だったので、ホッとひと安心。

お鍋のロゴマークの看板が目印。オレンジ色の壁に、青いひさしがよく映えます。
窓には可愛らしいイラストも。
さっそく中に入ってみましょう!
ままごとの世界が広がる店内
店内に入ると、ままごと遊び用のキッチンや食器、具材のおもちゃがずらりと並んでいます。
キッチン台は大小さまざま。ざっと見渡すだけでも、1、2、3、4、5、6……いや、もっとそれ以上。
ひとつのお店でこれほどの数を目にするのは初めてです。
ままごとのおもちゃに関しては、おそらく日本随一の品揃えといえるでしょう。
私が滞在していたときに来店した何組かの親子連れは、子どもたちがみな夢中になってお料理を楽しんでいました。
また、ままごと以外にも、積み木や楽器、モビールなど、多彩な木のおもちゃを取り揃えています。




↓店内全体の様子がわかる動画はこちらから
工房で生まれるこだわりの木のおもちゃ
雨の降る中、あたたかく迎えてくださった店長の日内地さんに、お話を伺いました。
もともとは印刷加工業を営んでおり、工場の半分にできた空きスペースをどう活用しようかと考えていたとき、当時はお子さんがまだ小さかったこともあり、「子どものための木のおもちゃを作ろう」と決意されたそうです。
とはいえ、当初はおもちゃに関する知識がまったくない状態。木のおもちゃといっても種類は幅広く、すべてを学ぶのは容易ではありません。
しかし「ままごと」に特化することで、その分野の知識を深めることができたといいます。
さらに、3児のパパである育児経験を活かしながら、「おもちゃコンサルタント」の資格も取得されました。
扱う商品は自社製のものが中心。
仕入れ品もありますが、多くはお店に併設された工房で製作されています。
たとえばコンロのつまみは、ひねると「カチッ、カチッ」と心地よい音と手応えがします。
こうした細やかな部分にまで工夫と試行錯誤が重ねられているのだそうです。

ありがたいことに、工房も見学させていただきました。
足を踏み入れた途端、木の香りがふわっと空間全体に漂っているのを感じます。
あちこちに製作途中のパーツが置かれていて、「どんなふうに仕上がるのだろう」「これはあのキッチンの部品かな?」と、わくわくしながら拝見しました。



ささくれのあるものは、安心して赤ちゃんや子どもに与えることができません。
そのため、削る作業にはいちばん時間がかかるのだそうです。
また、加工しているのは木材だけではなくアクリルも。
モビールなどに使われているカラーのアクリルは、色が強くなりすぎないよう、あえて透明のものを染めているのだとか。
外部の工場だと大量生産が必要ですが、自社製造であれば小ロットから試しながら作ることができます。
販売価格を抑えるため、卸している商品も一部に限定されており、ほとんど自社のみで販売しているとのことでした。
ヤマダネコグッズも販売中!
ままごとキッチンtontonに住む妖精こと、オリジナルキャラクター「ヤマダネコ」は、スタッフでデザイナーのヤマダさんがTwitterに猫のイラストを投稿したことをきっかけに誕生しました。
今では活躍の場を広げ、浜北警察署の広報アンバサダーや浜松市の交通安全PRキャラクターにも任命されています。
市内で目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
店内の一角では、ステッカーやキーホルダーなど、数々のグッズが販売されています。

ここでしか出会えない商品がたくさん揃っているお店なので、プレゼントやお土産にもぜひどうぞ。
お近くの方はぜひ足を運んでみてください!





























