
こんにちは、しっぽです。
2025年9月、静岡県浜松市にある「パディントン浜松店」さんを訪れました。
こども園やカフェのお隣にある、絵本と木のおもちゃが揃うお店。
敷地内の子育て支援施設で使われているものの中から、選りすぐりの商品を購入できます。
気さくなスタッフさんたちが迎えてくれる、ほっとできるあたたかい空間です。
※許可を得て撮影しています。お取扱い品、在庫状況、価格などは訪問時点です。
浜松駅からバスが便利
最寄り駅は遠州鉄道の遠州西ヶ崎駅もしくは積志駅で、車なら各駅からお店まで15分ほどです。
ただし、遠方から公共交通機関でお越しの方は、浜松駅前から出ているバスを利用するのがスムーズでおすすめです。
バスに揺られて約35分、「百里園」というバス停から歩いて5分ほどで到着しました!
なごみこども園のすぐ隣にある「なごみCIRCUS」には、子育て支援ひろばCIRCUS、ベーカリーカフェNcafe、パディントン浜松店が入っています。

どこから入ったらよいのか、入り口で少し迷ってしまいましたが、右端の扉が目的地のお店です。

それまで強い雨が降っていたものの、着いた頃にはようやく雨も止んでいました。
さっそく中に入ってみましょう!
絵本とおもちゃがぎっしり!
入って左側の棚にはたくさんの絵本が並び、店内には木のおもちゃやボードゲームが揃っています。
おもちゃだけでなく絵本が充実しているのは、それもそのはず、福音館書店の販売代理店である浜松こどものとも社が運営しているお店だからです。




訪れた日は、なごみこども園で脇淵爾良先生による積み木のワークショップが開かれていたこともあり、店内でもカプラなど積み木の特集が組まれていました。
会場で参加されていたスタッフさんにお話を伺うと、大人も子どもも一緒に楽しんで、たいへん盛り上がったそうです。
クライマックスの造形は圧巻!
↓店内全体の様子がわかる動画はこちらから
良いおもちゃを次の世代に受け継ぐ
当日はお忙しい中にもかかわらず、安田社長とお話する機会をいただけました。
イベントに合わせて、普段よりスタッフの方々も多くいらっしゃったようで、皆さんお揃いのTシャツ姿がとても素敵でした。
昨年、開店10周年を迎えたパディントン浜松店。
こども園や子育て支援ひろば、くつろげるカフェ……そして、そこで使われているおもちゃ・絵本・食器などを購入できる店舗がある。
こうした総合施設としてのコンセプトの一角を担っていることが、他のお店との大きな違いだとおっしゃっていました。
また、会社としても、園に絵本を届けるだけでなく、保育環境をトータルコーディネートするうえで、取り扱うおもちゃは良いものを厳選しているそうです。
その中のひとつが、でこぼこ工房の「おはなし組木」です。
浜松にある小さな工房で、元保育士の森島孝さんが1985年から作り続けてきた組み木のおもちゃ。
絵本や物語をモチーフにした温かみのあるデザインで、パズルとしてだけでなく、人形劇のように遊ぶこともできます。
保育現場やご家庭で長く愛されてきましたが、このたび森島さんが工房を閉じられることになりました。
「これからもおはなし組木で遊びたい」という声がたくさん寄せられ、安田社長はこの組木の魅力を次の世代に繋げられないかと考えました。
そこで、安田社長の友人が森島さんに弟子入りし、修行を重ねて技術を受け継ぐことに。
権利関係もクリアにし、これまで通りのかたちでおはなし組木を販売できるようになったのです。
以前から森島さんと築いていた信頼関係がなければ、このように継承することは難しかっただろうといいます。
第1弾として再販売を開始したのは、「てぶくろ」です。
当面は品質の様子を見ながら自社のみで販売するそうですが、今後は種類も徐々に増え、全国に広がっていく予定です。

つい話したくなる、居心地のいい空間
“なんでもできる社長”こと安田社長。
「絵本も読めるし、積み木もできるし、けん玉もできる!」と、けん玉の難しい技までひょいっと披露してくださいました。
その横では、社長の奥さまが「家で夜中に積み木を積んでいて、ガシャーンと崩れる音で目が覚めるんです」と困り顔をされていたのが、ほほえましいエピソードでした。
お店のスタッフさんも、絵本やおもちゃについて詳しく、気さくで話しやすい方ばかり。
今回が初めての訪問なのに、ほっとできる雰囲気のお店だなと感じました。
ぜひ一度、足を運んでみてください!




















