
こんにちは、しっぽです。
「このサイトを作ったのはどんな人だろう?」と思われる方に向けて、自己紹介をしつつ、せっかくなので思い出のおもちゃについてもご紹介したいと思います。
※すでに廃番となった商品も含まれますので、ご了承ください。
乳児期
兵庫県生まれ。今では、初めてお会いした方には関西出身だとバレない程度の標準語を身につけましたが、プライベートではバリバリの播州弁です。
私の母は、幼稚園教諭をしていました。これまでの人生で、岐路に立ったとき、身近な母から自然と受けた影響はとても大きかったと感じています。それはのちのち出てくるとして……
生まれて初めてのおもちゃは、ネフのリングリィリングでした。

現像した写真をスマホで撮影したため、画質が悪くて申し訳ありません。お布団の柄から、平成初期の時代を感じます。
当然ながら、この頃の記憶はもう残っていませんが、リングリィリングは複数の写真に写っていたので、かなりのお気に入りだったのではないかと思います。
こちらは、どちゃっと置かれているけど、おそらくヴァルターのベルハーモニー。

それと、かめのプルトーイ。これは現在手元にあり、最近撮った写真です。

「spiel gut」のマークが付いているのですが、メーカー表記は見当たりませんでした。
【追記】ケラーだと判明しました!情報ありがとうございます。
『玩具とデザイン アトリエ ニキティキとトイメーカーの歴史』(青幻舎) に掲載がありました。
↓動いているところ(音声はありません)
頭としっぽが上下に動きます。ゆっくり動かすと地味で、ちょっと笑ってしまいました。もっと素早く引っ張ると、かなりぴょこぴょこ動きます。
母が好んで選び、与えてくれたおもちゃが、いつもすぐそばにありました。
幼児期
おもちゃと絵本、児童書が大好きな幼少期でした。
ケラーの4人のりバス 白木は、色ごとに役柄を決めて乗客を出し入れしたり、自分で物語を考えて部屋の中を走らせたりしてよく遊びました。ひとりっ子あるあるですね。
いちばん思い出深いのは「なつみちゃん」と名前をつけたお人形です。寝かせると目を閉じるタイプのソフトベビーで、命名の由来は……まったく覚えていません。傾けると中身が減ったように見える哺乳瓶でミルクをあげて、フライタークの赤い折りたたみベッドで寝かしつけていました。また、日本産のアコテのままごとセットもありました。
ちなみに、私がごっこ遊びをしなくなったあと、「なつみちゃん」は母が勤めるキリスト教系の幼稚園で、クリスマス会にて聖誕劇のイエスさま役として長年活躍しました。高尚な第二の人生!
【追記】2024年のクリスマスも「なつみちゃん」は現役でした!!!

自分から「欲しい!」とねだって買ってもらった印象が強いのは、フォークマニスのモンキーパペット。名前は「もきち」でした。サンリオの「おさるのもんきち」から着想を得たのかもしれないですが、そのまま「もんきち」にしなかったのは謎です。茂吉、海外生まれなのに渋いネーミングですね。
今でもたまに触りたくなる、レシオのスティック四角。「ポキポキ」と呼んでいます。

学童期〜学生時代
年齢を重ねるにつれ、おもちゃで遊ぶ回数は減っていきましたが、木のおもちゃのことはずっと好きなままでした。
地元のお店でもらった、某代理店のおもちゃのリーフレットを大切に保管し、小学生の頃に「大人になったら○○で働く!」と言っていたのを今でもはっきり覚えています。
中学、高校と進む中で、どの大学や学部を目指すか進路を考えたとき、乳幼児発達に関して学べるところを選んだのは、私にとって自然な流れでした。
大学で第二外国語にドイツ語を選んだのも、木のおもちゃの本場がドイツだから、将来何かで役立つかもしれないという理由からでした。読み書きや会話ができるほどには身につきませんでしたが、色や動物などの簡単な単語の意味がわかるだけでも便利なので、当時の自分に「実際に役に立つよ!」と伝えたいです。
教育系の学部だったため、乳幼児教育や発達心理学について学びたいなら、そのまま教員免許に必要な単位を取ってしまうのがスムーズでした。
教職課程の必修単位を揃えて、教育実習を経て、幼稚園教諭免許を取得しました。
卒園アルバムには、無邪気に「ようちえんのせんせいになりたい」と書いていましたが、正直「私は先生には向いていないだろうな」と薄々感じるようになっていました。
それはやはり、小さい頃から母の仕事を間近で見てきて、良い面でも悪い面でも「幼稚園の先生」の解像度が高かったからだと思います。かつ、教育者としてどんなときもプロフェッショナルな母を尊敬しており、本当に「幼稚園の先生」が天職のようで、自身が同じようにはなれないと察知していました。
一方で、「先生になるのとは別の形で教育や保育に携わりたい」「子どもたちの育ちを支える環境づくりに関わりたい」という想いが強くなり、それが就職活動の軸となりました。
社会人になってから
社会に出てからのことは、都合上あまり詳しく書かずに控えますが、2回転職を経て、現在の企業が3社目です。(もし私を直接知っている方がいれば、こっそり内緒にしておいてください)
1社目:約6年半
2社目:たったの6か月 → 試用期間で合わないと感じ、すぐに退職しましたが、その経験を通じて自分が大切にしている軸が見えました。
3社目:約5年〜今に至る
といった流れで、途中を挟んでキャリアが大きくふたつに分かれている感じですね。
ただ、人生っていろいろなことがあるもので、すべての経歴があったからこそ、今の自分が成り立っているとしみじみ感じています。もし、どこかの道が抜けていたり、順番やタイミングが少し違ったりしていたら、このサイトを立ち上げることはなかっただろうなと思います。
大人になった自分が自分のために買った最初のおもちゃは、ネフのキュービックス 赤でした。

初めてその存在を知ったとき、「こんな角度で積める積み木があるんだ!」と衝撃を受けました。実際にお店でサンプルを触らせてもらい、いろんなパターンで積んでみるたび、どんな形でも美しいデザインに心を奪われました。
商品を知っているとか、見たことがあるだけではなく、実際に手に取ってみることで魅力が感じられるという経験の原点が、このキュービックスです。
また、木のおもちゃ以外にも、ぬいぐるみや人形が大好きです。
その中でもお気に入りは、ケーセンのオオカミの子 (大) 伏せ ソフト。身体の部分がくたっとしていて柔らかく、オオカミでありながら獰猛さを感じさせず、子犬らしくてあどけない顔がとても可愛いです。

全体の手触りが良いのはもちろん、部位ごとに使われている生地が違っていて、特に耳の内側と肉球が好きです。
さて、駆け足で最後まで来てしまいましたが、改めて「おもちゃが好き!」という気持ちが一貫している人生だなぁと思い返しました。昔遊んでいたものの多くは現在手元になく、写真をお見せできなかったのが少し残念です。
そんな「好き!」が高じて、当サイトを立ち上げるまでの裏話は別途書きたいと考えています。
今後、訪問レポートも少しずつ更新していく予定ですが、かめのプルトーイのように、ゆっくり進んでいければと思っておりますので、しばらくお待ちいただけると幸いです。
今回はこれまで。また次の記事でお目にかかります!